よくあるご質問
1.どんな火災にも効果があるの?
「SAT119」のアンプル1本で屋内の初期消火※に有効です。
初期消火※を超える火勢の火災においては完全に消火する事は困難ですが、火災を完全に消火できない場合でも、投げつけた周辺の火勢は一時的に弱まりますので、逃げ道に向けて投げ込み、火が収まったときに逃げるという使用法も有効です。
※隣の部屋や天井に炎が燃え広がる前の状態までに行う消火活動。
また、以下の状況等において「投げ消すSAT119」は使用しないで下さい。
・電気ショートなどの火花が原因の火災(C火災)において、まだ電気が流れている可能性のある火災。
この場合消火剤が電気を通さないことが必要で、「投げ消すSAT119」は対応できません。
・ガスタンクや鉱物油の入ったドラム缶のような物に火がついた火災(B火災)。
・天ぷら油による火災。
ガスが発生することによる消火システムですので、ガスが吹き飛ばされてしまう屋外の火災や、風通しの良い部屋の火災には効果が上がらない場合があります。その場合水割り消火として火元に直接掛けて下さい。
2.消火剤が皮膚についても大丈夫?
皮膚に直接触れてもほとんど問題はありません。(切り傷、擦り傷等のある場合は避けたほうがいいと考えられます。)また、衣服などの繊維についた場合若干の着色または色落ちが予想されます。少し残るアンモニア臭は時間がたてば気にならなくなります。
消火剤の着色原料は、食品添加物に指定されている成分ですから安心してください。
また、消火剤の成分は化学肥料と同等の成分で構成されています。
「投げ消すSAT119」を誤って割ってしまった場合や破棄する場合、消火剤は無毒ですので下水に流して破棄する事が可能です。
3.容器で怪我することはない?
ありません。
軟質で割れやすい特殊材質でできています。
割れた容器の破片で怪我をすることはまずありません。
割れた後は家庭から出るごみとして処理ください。
ただ、大変割れやすくなっています。30cmほどの高さから落下しただけで、
割れることもあります。十分ご注意ください。
4.防火対象施設に消火器の代わりとして設置できますか?
消防法で定められた防火対象物に対して、消火能力単位で同じ数値分だけ置き換える事が出来ます。